2012年1月29日日曜日

女修行1年生





7、8年ぶりに替えたお財布。
グレースケリーや、エリザベス女王御用達の「スマイソン」のもの。

お着物にも合うというのも理由のひとつ。これが今の私の精一杯。


先日、国際郵便が届いて
「なんだっけ?」
と我が家が大騒ぎになった。

包みを開けたら
「ああ、そうだ!お財布だ!」

選ぶのに随分時間がかかって、決めてからも随分時間がかかったから
届く頃には忘れていたお財布。
ようやく手元に届きました。

お財布は毎日使う物だから本当に迷って、時間をかけました。
「やっぱり革はイタリアかしら?」
「シャネルはまだはやいし。。。」
スマイソンはイギリス王室御用達のメーカーで、
元々は文具のブランド。
私はここの手帳が欲しくてずっとチェックしていたのですが
普段OLで主婦、アート活動も忙しい私には実用性が最も重要。
訳があってお着物にも合うという理由でこれを選びました。

物には力がある。
特にグランメゾンのものはなおさら。

私には10年区切りで目標があって、
30歳にはバーバリーのトレンチコート、
40代からはシャネル。
だから、この38歳という中途半端な年齢にはまだシャネルは早いと思ってしまった。
シャネルの色気にはまだまだだもの。

シャネルは40代の目標でもありますが、さらに
「自分で働いて、自分で買う、そういう女性になれていたら。」
という条件があります。
だって、ココシャネルは「自立した女性」の為のブランドだもの。
女性として未熟な私はものに負けてしまう。

先日、グランメゾンのお財布をすっかり自分のものにしていた
素敵な女性に会った。
約束をしていたカフェに、ほとんどノーメークで髪を無造作に束ね、
セーター(でも素材は絶対カシミアと思う。)とジーンズとブーツ、
手にはコンビニのビニール袋。
170cmの長身でスリムだから、そんなシンプルな服装がさりげないけれど、
抜群にカッコイイ。
ひとしきり話し、お会計の時にコンビニの袋から出したお財布が、
パープルのクロコダイルのエルメス。
セーターと同じ色で、とっても素敵だけれど、私は驚いて
「もし落としたらどうするのですか?」
と聞いたら、
「私のイニシャルと同じだから買ったんだけど、革が柔らかくなりすぎて使いにくいんだよね。
いい革ってのも考えもの。いっぱいはいらないしさ!
かおちゃん、大丈夫、大丈夫、落としたらまた買うから。」

もう本当にスタイルと、物がリンクしていて、格好良すぎて。

究極なシンプル「エルメス」はこういう人の為にあるのだと
感動してしまった出来事。

そんな場面に出会ってしまったものだから、
私にはまだまだシャネルはお預け。
40代で自分の足でしっかり立って、
お仕事をして、そのものに似合う自分になれるまでは、ね。
でも、女子だもの、やっぱりバッグは
「マトラッセよね。」
と思っている。

だから、2012年の目標の一つに「女修行」と思っている私。
絶対頑張るんだもん!














「女修行」に一つに「お着物を自分で着られるようになる!」があります。
訳あってお着物生活も始めようと思います。

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